みなさんは、舞台を見に行ったことがありますか?
舞台といってもいろいろあります。
・演劇
・人形劇
・踊り
・オペラ
今日は、声のお話し。
■よく届くねぇ〜
演歌やJポップの人たちは、マイクを使った音ですね。
とっても大きな開場で。
球場などでもコンサートが行われています。
こういう場合、マイクを使っています。
オペラ歌手の方も、マイクがあったりします。
ですが。
普段の劇場の場合。
マイクはないわけです。
自分の声です。
あなたは、同じようにできますか?
例えば、サントリーホールの2階席の一番後ろの人へ。
あなたの地声でうたった歌。
届くでしょうか?
♪ ♪ ♪
俳優さんや、歌手の方と私たちは違います。
ですから、同じようにはできません。
これは、たとえばのお話しなのです。
音楽療法の現場に置き換えますと。
歌手の方が働いている側のみなさん。
お客さんが、参加者のみなさんです。
それだけ、声の大きさが違うのです。
出そうと思っても出るわけではないのです。
ですが。
■自分の力でできるよ
歌手の方は訓練しているから、できるのです。
歌手の方にいつまでもリードしてもらっていては、
いつまでたっても、自力で歌えるようになりません。
たよりなく思えても。
うまくいかなくても。
自分の力。
よ〜く聞こうとします。
たくさん息を吸います。
しっかり音を取ろうとします。
自分の声を、みんなに届かせようとします。
誰かのリードがなくなることで、生まれる機会。
大切なのは、上手さではないのです。
ご自分の機能を使うことが、必要なのです。
プロも練習しているからできるのです。
機会があるからできるのです。
そこには、何度も失敗があります。
リードがなきゃできない。
ではなく、
リードがないからできるようになる。
なまけているわけではありません。
どうしても支える必要がある時だけ、
ちょっと支える。
後は、みなさんと同じ声量で歌う必要があるのです。